the forest of the Arts_11 ~大塚国際美術館~

大塚国際美術館 Art





このロゴかっこいいですね!!

「当館のロゴマークは、西洋名画の中でも高価な色として珍重され、フェルメールの作品や聖母マリアの肖像画などに使用されてきたラピスラズリーのブルーをテーマカラーとし、当館が世界中からコレクションした陶板名画の集合体であることを表現しています」
引用:大塚国際美術館_Instagramより

まずは簡単にこの美術館のご紹介から。

[コンセプト]
 大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した
「陶板名画美術館」です。
 至宝の西洋名画1,000余点を大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術にてオリジナル作品と
 同じ大きさに複製されています。
 オリジナル作品は近年の環境汚染や地震、火災などからの退色劣化を
 免れないものですが、陶板名画は約2,000年以上にわたってそのままの色と姿で
 残るので、文化財の記録保存に大いに貢献するものです。
 引用:大塚国際美術館より



所在地 〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
開館時間 9:30~17:00
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
    1月は連続休館あり、その他特別休館あり、8月無休
入館料 一般3,300円 大学生2,200円 小中高生550円(いずれも消費税込)






作品のご紹介


[古代・中世]
システィーナ・ホール



「システィーナ礼拝堂天井画及び壁画」
ミケランジェロ

“クリスマスシーズンでもあり、大きなツリーが飾られていました”

上から(B2)のシスティーナホール。










[古代・中世]
エル・グレコの祭壇衝立復元



「エル・グレコの祭壇衝立復元」

エル・グレコ










[古代・中世]
聖ニコラオス・オルファノス聖堂
秘儀の間
聖テオドール聖堂











[古代・中世]
貝殻のヴィーナス



「貝殻のヴィーナス」

西暦1世紀頃に制作されたと推定されるポンペイから発見された美しい壁画。美の女神ウェヌス(ギリシャ神話ではアフロディーテ)が貝殻に乗っている様子が描かれている。1879年、ヴェスヴィオ火山の噴火で埋没したポンペイの遺跡から発掘され、火山灰に覆われたおかげで、壁画が驚くほど良好な状態で保存されていました。









[ルネサンス・バロック]
ヴィーナスの誕生
眠れるヴィーナス



「ヴィーナスの誕生」:左

ルネサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェリによって1485年頃に制作された絵画です。この作品は、ギリシャ神話に登場する美の女神ヴィーナス(ギリシャ神話ではアフロディーテ)の誕生を描いています。

「眠れるヴィーナス」:右

ヴェネツィア派の画家ジョルジョーネによって、1510年頃に制作されました。
裸体の女性(ウェヌス)が自然の中で眠っている姿を描いた作品で、ジョルジョーネの死後、背景はティツィアーノによって完成させられました。









[ルネサンス・バロック]
最後の晩餐



「最後の晩餐」

左:修復前
右:修復後
レオナルド・ダ・ヴィンチによって1495年から1498年にかけて制作された壁画です。聖書の一場面を、芸術的技巧と心理的洞察力を持って描いた傑作です。宗教的主題でありながら、普遍的な人間性を見事に表現しています。









[ルネサンス・バロック]
モナ・リザ
聖マタイの召命



「モナリザ」:左

イタリアルネサンス期の芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが1503年から1519年にかけて制作した油彩画です。レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザは、その神秘的な魅力と芸術的な完成度によって、世界中の人々を魅了し続けています。


「聖マタイの召命」:右

カラヴァッジョが1599年~1600年にかけて制作した油彩画です。この作品は、ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会にある、マタイの生涯を描いた一連の絵画の一つです。マタイは、新約聖書の登場人物で、当時徴税人という職業に就いていました。キリストの召命に対するマタイの反応は、驚きと戸惑いが混じったものとして表現されています。









[ルネサンス・バロック]
真珠の耳飾りの少女



「真珠の首飾りの少女」

オランダの画家ヨハネス・フェルメールが1665年頃に制作した油彩画です。この作品は、フェルメールの代表作の一つであり、その神秘的な雰囲気と少女の表情が魅力的です。少女のモデルについては諸説あり、フェルメールの娘マリア、あるいは当時の風俗を表現するための架空の人物などが候補に挙げられています。
真珠のイヤリングは、当時の富裕層の女性が身につけるような高価なものであり、少女の身分を示唆しているとも考えられています。









[ルネサンス・バロック]
牛乳を注ぐ女



「牛乳を注ぐ女」

フェルメールが日常生活の情景を描いた初期の作品の一つであり、その写実的な表現と光の効果が特徴的です。牛乳は当時のオランダにおいて、純粋さや母性、豊かさの象徴として捉えられていました。女性の真摯な表情と、丁寧に牛乳を注ぐ動作は家事労働の尊さや、女性の徳を表現しているとも解釈できます。









[ルネサンス・バロック]
モネの大睡蓮















[バロック・近代]
7つのヒマワリ
フィンセント・ファン・ゴッホ












[バロック・近代]
民衆を導く自由の女神



「民衆を導く自由の女神」

フランスのロマン主義の画家ウジェーヌ・ドラクロワが1830年に制作した油彩画です。この作品は、1830年7月革命(七月王政の成立)を記念して描かれたもので、革命の理想と民衆の力を象徴的に表現しています。







[バロック・近代]
接吻

「接吻」

オーストリアの象徴主義の画家グスタフ・クリムトが1907年から1908年にかけて制作した油彩画です。この作品は、クリムト最晩年の代表作の一つであり、金箔を用いた装飾的な表現と、情熱的な男女の姿が特徴的です。普遍的な愛のテーマを美しく表現しています。










[バロック・近代]
叫び

「叫び」

ノルウェーの表現主義の画家エドヴァルド・ムンクが1893年から1910年にかけて制作した連作です。この作品は、ムンクの代表作の一つであり、現代社会における人間の孤独や不安を象徴的に表現しています。「叫び」は、現代社会における人間の孤独や疎外感を象徴的に表現した作品と解釈されています。油彩画、パステル画、リトグラフなど、複数の技法で制作された連作であります。20世紀初頭の芸術における主観性の探求を示すとともに、普遍的な人間の感情を捉えた点で、美術史上に確固たる地位を占めています。











Yves Klein(イヴ・クライン)
1928年4月28日 – 1962年6月6日

フランスの前衛芸術家であり、特に「インターナショナル・クライン・ブルー(International Klein Blue, IKB)」という独自の青色で広く知られています。彼の作品は1950年代後半から1960年代初頭にかけて、現代美術において革新的な影響を与えました。






「Marilyn Diptych」マリリン・ディプティック
Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)

この作品は1962年に制作され、マリリン・モンローの死後に発表されました。ウォーホルはシルクスクリーン技法を用いて、同じマリリン・モンローの写真を繰り返し印刷し、ポップアートの象徴的な作品となりました。作品はモノクロとカラーバージョンの2つのパネルで構成されており、全体でディプティック(二連画)を形成しています。






「Professional Golf」プロフェッショナル・ゴルフ
LeRoy Neiman(レジャー・スティル)

レジャー・スティルはアメリカの画家で、そのダイナミックで色彩豊かな作品で知られています。作品は、スポーツやエンターテインメントの世界を題材にしたものが多く、特にスポーツイベントや有名なアスリートを描いた作品で有名です。この「プロフェッショナル・ゴルフ」は、ゴルフをテーマにした抽象的な作品で、スティルの特徴的なスタイルがよく表れています。






「Ema (Nude on a Staircase)」Ema(ヌード・ディセンディング・ア・ステアケース)
Gerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)

ドイツの現代美術家で、写真をベースにしたリアリズム作品や抽象画で知られています。この作品は1966年に制作され、リヒターの妻エマをモデルにしています。リヒターの作品は、写真のようなリアルな描写と絵画としての質感を融合させた独自の技法が特徴です。この「Ema(ヌード・ディセンディング・ア・ステアケース)」もその一例で、写真のようなリアルな描写ながらも、絵画としての独特の表現が見られます。






「Number 32, 1950」
Jackson Pollock(ジャクソン・ポロック)

アメリカの抽象表現主義の画家で、アクション・ペインティングの技法で知られています。この「ナンバー32」は、1950年に制作されたもので、ポロックの特徴的なドリッピング技法を使用して描かれています。ポロックはキャンバスを床に置き、ペイントを滴らせたり投げかけたりすることで、ダイナミックで複雑なパターンを作り出しました。この作品もその一例で、黒と白のペイントが複雑に絡み合うように描かれています。






「Guernica」ゲルニカ
Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)

1937年にスペイン内戦中のゲルニカ爆撃を受けて描かれた反戦の象徴的な作品です。モノクロームの大作は、戦争の恐怖と悲劇を描き、暴力と苦しみを強烈に表現しています。この作品は、ピカソの政治的メッセージを伝えるものとして広く知られており、現代美術の最も重要な作品の一つとされています。

Guernica







お疲れ様でした。
館内はとても広く、作品も多数展示されております。
ゆったりと愉しみたい方は、2日かけての鑑賞をお薦めいたします。
※館内にはカフェ・レストランが併設されおります。



〈大型美術館ならこちらもオススメ〉

to the forest of Arts金沢21世紀美術館






【出典】
・「大塚国際美術館」公式サイトより










タイトルとURLをコピーしました